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パスポートさえあればどの国でも行けるかというとそうではありません。国によっては、入国のためにビザ(査証)が必要な場合があります。
パスポートと何が違うんだ?と思われるかと思いますが、パスポートは日本国が発行する身分証明書で、ビザ(査証)は旅行先の国が発行する入国許可証のようなものです。ただし、ビザ(査証)を持っているから必ず入国が保証されるわけではなく、あくまでも「入国審査を受けるための許可証」です。ちなみにチケットのようなものが発行されるわけではなく、パスポートの1ページにスタンプ式かシール式で発行日や有効日数などが印字されるだけです。
ビザ(査証)の取り方は国によって異なりますが、いずれにしてもその国の大使館、領事館で取得します。(国によっては、現地の空港でビザを取れるところもあります)
必要書類は国によってまちまちですが、なかには「会社推薦状」や「招聘状」、「英語の日程表」などの提出を求められることもあり、相当やっかいです。たいていの旅行会社で代行してくれるので、少しお金はかかりますが、委託した方が無難かもしれません。
チュニジアの内陸部では家畜市場で羊が売買されている。羊は問題ないが、動物と接触する際には病気に気をつけたほうがいい
アフリカなど一部の国では黄熱病の予防接種を受けないと入国できない場合があります。これらの国に入国する、もしくは通過して別の国に行く場合、「黄熱病予防接種証明書=イエローカード」が必要になります。
また、ないと入国できないわけではありませんが、病気を防ぐ目的で、「破傷風」「A型肝炎」「狂犬病」などの予防接種を受けておいたほうがいい国もあります。詳しくは、厚生労働省検疫所公式ホームページをご覧ください。
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