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お金をどう持って行くか、普段日本円でしか生活していない人にとってはなんともつかみどころのない話かと思います。
一般に、お金を持って行き方は、現金かトラベラーズチェック(T/C)のどちらかです。トラベラーズチェックとは、旅行用の小切手のことで、銀行で購入できます。購入したらすぐに、所持人(Holders sign)欄にサインをしておいてください。使う際にはカウンターサイン欄に同じサインをする必要があるので、購入者以外は使えなくなります。現金より両替レートが良いのが特徴で、さらに紛失したり盗難にあったりしても再発行してもらえるので安心です。再発行には番号や発行年月日を申告する必要があるので、購入時に控えておきましょう。
トラベラーズチェックにしても現金にしても、次の悩みどころはどの通貨で持って行くか、です。もちろん旅行先の現地通貨で持って行くのが一番確実ではありますが、日本で事前に全旅行費用を両替して持って行くのはあまり賢明ではありません。ある程度必要な分だけ両替しないと、使い切れずに残ってしまう可能性があるからです。また、そもそも日本で両替できる通貨は限られていますので、たいていの場合は現地到着後に現地通貨に両替することになります。
では、その場合にどの通貨で持って行くは議論のわかれるところです。一番間違いがないのはアメリカドルで持って行くことです。アメリカドルであれば、世界中どんな場所でも間違いなく両替できます。
しかし、現在ではよほど秘境に行かない限り、日本円もどこでも両替できます。1回ドルに両替して手数料が発生することを考えると、最初から日本円で持って行くのが正解だと思います。
以下は個人的なおすすめです。人それぞれですがご参考まで。
●日本で両替できる通貨なら、1〜2万円分だけ両替しておく
⇒深夜到着の場合など現地空港で両替できない場合もありますので、空港からホテルまでのタクシー代ぐらいは現地通貨で持参したほうが安全です。
●それ以外はすべて日本円を現金で持って行く
⇒安全を重視する人は、一部トラベラーズチェックに替えてもいいと思いますが、はっきりいって面倒ですので、素直に現金で持って行くのがおすすめです。ただし、必ずクレジットカードを併用し、現金の持参を最小限にすることでリスクを低減します。
●お守り代わりにアメリカドルを1万円分だけ忍ばせる
⇒日本円とクレジットカードがあれば、ほぼ問題はないはずですが、海外旅行では何が起こるかわかりません。万が一盗難などにあっても大丈夫なように、財布とは別の場所にアメリカドルを1万円分だけ持っておくと、当座の宿泊費や食費はまかなえますので少し安心です
●最近ではキャッシュパスポートなるものも
⇒海外でその時だけ使えるキャッシュカード、プリペイドカードというようなイメージの「キャッシュパスポート
」。事前に日本で入金しておき、その金額範囲内で海外で現地通貨で引き出しできます。クレジットカードを海外でスキミングされて膨大な金額使い込まれる、という事態を恐れるなら検討の余地ありでしょう。旅行先の国で引き出し可能か事前に確認する必要があります。
⇒個人旅行・自由旅行のパートナー「旅行ガイドブックについて」
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