初めての人のための海外個人旅行・海外自由旅行ガイド

貴重品の管理

貴重品＝パスポート・航空券・現金をどう管理するか

海外旅行における貴重品とは、パスポート・航空券・現金の３点セットです。これをどう保管するのが安全かという話ですが、まず中級以上のホテルに宿泊する場合には、フロントにセーフティーボックスがありますので、そこに預けるのが一番安全です。その次に、ホテル側の責任範囲外にはなりますが、部屋に備え付けの金庫も安全は安全です。
問題は安いホテルに宿泊する場合と、移動中の管理方法です。

首から下げたり腹に巻いたり・・・

貴重品管理ということで、旅行用品としてよく売られているのが、紐で首から下げるセーフティポーチや、腹巻型の貴重品入れです。文字通り肌身離さず持って歩くことになるので、安心感が高く人気があります。
しかしながら、首から下げるタイプのものは紐が首筋から見えるため、逆に貴重品のありかを示しているようなもので、旅行者を狙った盗難のターゲットになりやすい、という話もあります。
一方、腹巻型も、東南アジアなど薄着で旅行する地域の場合、どうしてもチラチラ見えてしまい逆効果です。また、いずれの場合もビーチで泳ぐときに困る、などフットワーク上の問題もあります。
では、どうするのがベターか。個人的には安ホテルであっても、カバンに貴重品を入れて南京錠とワイヤーロックで柱などにくくり付けて置くのが相対的には安全なのではないかと思います。ワイヤーは切断できますし、南京錠も破壊することもできるにはできますが、ホテルの室内は比較的安全ですし、盗難を警戒しているという意思表示をすることである程度未然に防げるのではないかと思います。

移動中はどこに貴重品をしまっておくか

最後に、移動中の貴重品管理です。空港からホテルへの移動、町から他の町への移動、とにかく自分の体とともに貴重品を持って行かざるを得ない場合の対処方法です。
まず、メインかばん（スーツケースやバックパック）に入れて置くのは危険です。バスの荷物入れに入れたり、車のトランクに入れたり、とにかく自分の手を離れることがあり、そのまま持ち去られるリスクがなくもないからです。であれば、前述のセーフティポーチ系のほうが、貴重品の所在がバレやすくはなってしまいますが、まだしも安心感があります。
おすすめしたいのは、常に持ち歩けるぐらいのサイズの小さいバッグにふつうに入れておく方法です。一見無造作な対応ではありますが、常に持ち歩き、かつ一見すると貴重品っぽく見えないという点で有効だと思われます。ただし、高級ブランドバッグなどでは逆効果なので、カムフラージュのためには安っぽいかばんのほうがよいでしょう。

⇒続いて、「旅行中の健康管理について」

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